MacBook Pro Retinaモデル到着

現在のメインマシン(MacBook Pro 15inch , Mid 2010 8GB)と比べてメモリ16GB , SSD , Rethinaディスプレイ , 軽量薄型化 , 高速化 と、乗り換えのメリットがかなりありそうなので思い切って先日発表されたMacBook Pro Retina Displayモデルを購入した。しばらくメインマシンと併用して問題なさそうなら現在のメインマシンは手放す予定。

注文から到着まで

今月11日にオンラインAppleStoreで注文して一昨日に届いた。
注文した時点で「出荷予定日:2〜3週」となっていたので25日以降に出荷となってどんなに速くても届くのは7月になってからと考えていたのだけど思いのほか早くの到着となった。
選択したモデルはCore i7 2.7GHz / SSD 512GB / メモリ16GB / USキーボード。Retina化によってグラフィックまわりのデータ量が従来の4倍になってスケーリング処理とあわせてCPUの負担が重くなると思われたので今回はコストパフォーマンスに目をつむって一番速いCPUを選択した。

最初の印象

箱から取り出した第一印象はやはり「薄い」。ディスプレイを閉じた状態でもこれだけ薄いと特大のiPadではないかとさえ感じてしまう。入手するまでにヨドバシやアップルストア店頭で何度か触っているのでそれほど感動は無いかと思っていたけど、やはり手に持って触ってみると違う。
ちょっと残念なのは「音」と「キーボード」。いままでのMacBook Pro15は蓋を閉めたときの低めの「カパッ」という音が独特でとても好きだったんだけど、今回は単に物と物がぶつかる音に近くなった。キーを打ったときの感触はMacBook Airに近づいた感じ。ストロークが少し浅くなったのか高速入力しようとすると引っかかりを感じる。私は以前のキータッチのほうが好きだった。
モノとしてのMacBook Proの魅力は少し減ったかもしれないけど、引き替えで得た薄さの魅力は大きいと思う。

最初にやったこと

初期セットアップにてiClouldのアカウントを設定するとブックマークやリーディングリストが同期され、DropboxをセットアップしていくつかのWebサービスにログインしたら、いつも使う環境がほぼ出来上がってしまった。クラウドの利用で個別マシンへの依存度が一段と低くなっているのを実感。

ディスプレイについて

内蔵ディスプレイの解像度は5段階のうち最高の状態で使用している。これは従来の解像度1920x1200に相当するとのことで 15インチでもデスクトップを広く使える。実際の解像度(2880x1800)に比較的近いのでスケーリングで表示が奇麗になるかちょっと心配していたけど、Retina 対応アプリであれば非常にきれいに表示される。一度これを使用すると今までの環境で使うことに抵抗を感じるほど。
デュアルディスプレイ環境での使い勝手は、NANAOのFLEX Scan SX2762W(2560x1440 27インチ)の組み合わせで試してみたら、内蔵ディスプレイで表示されているウィンドウを外部ディスプレイにドラッグしても違和感なく表示された。

電源スイッチの移動について

いままでは右奥にあった電源スイッチが今回はMacBook Airのようにキーボードの一部となった。このスイッチ、寝転がって使用するときにディスプレイ近くを両手で持つことが多くて、いままでは何度も間違って押してしまっていた。よってこの変更は、筐体がますますシンプルになったという点と併せて大歓迎。

起動速度

起動・再起動共にとても速い。電源を入れてから15秒くらいでデスクトップが表示され操作可能な状態になる。最近のMacBook Airと同じような感じ。最初ハイバネーションとまちがえるほど速い。

ということで

AppStoreでのアプリケーションのインストールがちょっとトラブったりATOK 2012のインストールもすんなりいかなかったりしたけど、それ以外に特にトラブルや不満点はない。まだ使い始めて間もないのでしばらくは人柱気分で使っていこうと思っている。