モールス符号はどうやって覚えたか

きのうはGoogleのトップ画面がモールス符号(--. --- --- --. .-.. .)になっていた。
モールス符号アマチュア無線技士の試験で受けたが、私の場合AからZまで一気に覚えたわけではない。
その昔、BCLがはやっていた頃、ソニースカイセンサーというラジオで短波の海外放送をよくワッチしていた。このラジオには"BFO"というスイッチがあって、これをONにすると電信が復調できる。アマチュアバンド近辺でワッチすると、かならず耳に入ってくるのが「CQ」(-.-. --.-)。これで"C"と"Q"を一番最初に覚えた。次に「CQ」に続けて「こちらは」を意味する「DE」(-.. .)を覚えた。その次にコールサインが続くのだけど、日本のアマチュア無線局であれば当時はかならず「J」(.---)から始まったので、"J"を覚えた。そして「J」の次は「A」(.-)あることが多かったので、これも覚えた。アマチュア無線のコンテストが行われると"TEST"(- . ... -)が良く聞こえてくるので、これで"T"と"S"を覚えた。そして、送信の最後に、通信終了である"AR"(.-.-.)〜これはAとRを切れ無しで打つ〜。次に、「どうぞ」を意味する"K"(-.-)、8MHzあたりの業務局を聞くと"CQ"に続けてQ符号の"QSX"(--.- ... -..-)がよく聞こえてきたので、これで"X"を覚えた。そして、JJY(標準電波)をワッチすると、当時30分に1回(だったかな?)電波警報というのをモールス符号で流していて、これで"N"(-.) "U"(..-) "V"(...-)を覚えた。モールス符号による交信をワッチして"HI"(.... ..)も覚えた。
覚えようとして覚えたのではなく、いつの間にか頭に入ってたというほうが表現としては正しいと思う。
で、この時点で頭に入っていたのは「A C D E H I J K N O P Q S T U V X」でアルファベットの半分以上。そして残りはアマチュア無線の試験を受けるために一気に覚えた。