Cocoaアプリケーションの開発

Mac OS X のネイティブアプリケーションであるCocoaアプリケーションは、Objective-Cで開発する必要がある。以前、XCode2入門について少し書いたことがあったが、確かにこの本の書いてある手順に従っていけば簡単にCocoaアプリケーションがビルドできるのだが、Objective-Cが何者であるのかを知らせずに進むのでどうもしっくりこなかった。今月号(2006-02)のUnix Magazineの特集「Mac OS Xのアプリケーション開発」は、分量はたった17ページの記事だが、Objective-Cの解説を含んでいるので、非常によかった。やはり手順だけ、実際教えられて何が起こっているのか把握できないと気持ち悪いものである。ちなみにgccでもObjective-Cのソースをコンパイルできるそうなので、Macマシンを持っていなくてもLinuxCygwinの環境があれば手軽に試してみることができる。