アイコムID-5100を見てきた

アイコムの「アマチュア無線フェスティバル」に出かけて3日前に発表されたID-5100を見てきたので簡単にリポート。

http://www.icom.co.jp/products/amateur/topics/2014_AmaFes_tokyo/

本体とパネルとに分かれているけど、IC-7100のように車内以外の場所でパネル単独で使う場合はオプションが必要になってくる。液晶表示の品質はIC-7100とほぼ同等。文字がちょっと小さめな感じがするけど、横方向にワイドなので、2バンド運用やメニュー操作などではとてもつかいやすい。

一番の目玉はモービル機でDRモードが搭載されD-STARレピータの利用が簡単になったこととAndroiod端末との連携。
GooglePlayからダウンロードした専用アプリを立ち上げてID-5100本体と接続すると更新ログの参照や検索、それとID-5100どうしでのチャットや画像の送受信ができる。交信ログもメモリの許す限り保存されるみたいで、検索や参照もスピーディーなので使いやすそう。Android端末に表示された地図からレピータを選択できるのもおもしろい。
ほかにID-5100ユーザ同士のチャットや画像転送が可能。チャットのインタフェースは一般的なメッセンジャーソフトと同様。たまたま交信した見知らぬ人とメールアドレスなどをやりとりすること無くチャットや画像の送受信が出来るのはおもしろいかもしれない。ただ、現時点ではID-5100しかサポートされていないのと、DVモードでのデータ通信がかなり低速(1Kbps以下)なので、画像転送はあまり実用性が無い気がする。
本体とAndroid端末との接続をするときにはオプションのBluetoothユニットをID-5100に組み込む必要がある。このユニットを組み込むとオプションのBluetoothマイクも使えるようになる。このマイクには任意機能を割り当てられるボタンがいくつか付いている。
説明係の人がアプリを終了させて再度起動させてくれたけど、再接続はすぐに行われたのでストレスを感じずにすみそう。現時点でサポートされているAndriod端末はGalaxyとNexus7のみ。

144MHz帯・430MHz帯に加えてエアバンドも2波同時受信ができる。残念ながらFM放送は受信できない。これは、車の中で運用するのであればすでにFMラジオがあるので、あたらに受信できる環境を用意する必要が無いという判断のようだ。でもアマチュア無線機器の場合は使い方はメーカーが決めるものでは無いと思う。IC-7100ではFM受信機能を結構使っているのでちょっと残念な点。
D-STAR2波同時待ち受けが可能だけど同時受信は出来ないとのこと。これも注目していたのでちょっと残念。