HHKB Pro2 Type-Sを分解掃除

一週間ほど前に家でジュースを飲みながらWebを見ていたらうっかりHHKBの上にこぼしてしまった。
不幸中の幸いは右側の僅かなエリアのみの被害だったこと。慌てて水拭きして恐る恐る打ってみたらキータッチも反応も問題ないので無事かと思っていた....ら、次の日の朝にLキーだけ押しても戻ってこないorz
仕方ないのでその日の夕方に分解してクリーニングすることに。最初にキートップを外してみるとジュースがこびりついている部分があるり、この部分をお湯を含ませた綿棒で拭き取った。
これで大丈夫かと思ったら数時間経ってLキーを打つとやはり引っかかりがある。どうやら裏側(静電容量センサが取り付けられている側)をクリーニングしないと駄目な感じだったので覚悟を決めて裏蓋を開けることにした。最初にキートップをすべて取り外したあとに3本のねじを外して裏蓋を開けるとキートップ裏の基板が端子類とフラットケーブル接続されている状態で現れた。このままの状態で基板に取り付けられている18個の小さなねじを精密ドライバーで外すと裏側の静電容量センサ部分が現れた。基板の上に薄いラバーキャップ付きのコイルがたくさん並んでいて、これを各キーから押さえ込むことで静電容量の変化と共にあのキータッチと反発力を得ている。ラバーと接する部分をクリーニングして注意深く組み立て直すとLキーの引っかかりも解消し、以前と同じように使えるようになった。これで問題解決と思った。
ところが、この状態でちょっと使ってみるとキータッチが変化していることに気づいた。ストロークは浅めでタッチは以前よりも軽くなっている。これはこれでありかもしれないけどHHKBらしくないキータッチ。組み立て直しに問題があったのだろうか? 今度時間を見つけてまた分解してみるつもり。