SH011を一ヶ月ほど使ってみて

携帯電話をドコモ(P905iTV)からau(SH011)に乗り換えて一ヶ月ちょっと経過。
最初はドコモに戻そうとさえ思った使いにくさも、一ヶ月経って慣れてしまうと逆に使いやすいことに気付く。もしかしたら3年前のドコモ機(P905iTV)よりもかなり良いかもしれない。そこで両機を比較してみた。
以前使っていたP905iTVワンセグ機能が売りで、高画質で大きめの液晶画面や内蔵メモリへの録画が特徴。

手に持ってみた感じ

若干SH011の方がコンパクト。その分液晶画面が小さいけど見づらいということはない。SH011の方が多少薄いので、持ち歩いても苦にならない。重さは両機種殆ど同じ。でもSH011は小さい筐体にいろいろ詰め込んでいるからなのか質感は非常に良好。最近の携帯電話機に多いチープな印象が無い。
本体各所の仕上がり良好。長い間持ち続けると塗装のハゲとかが目立ってきたP905iTVだけど、この機種はどうだろう。もし3年間持ち続けることになればレポートできる。
各キー同士の間隔はP905iTVと比べてかなり広いので、慣れない打ちは指が疲れてしまう。あと、ボタンがシート状になっているので、押すのにやはり慣れが必要。でも慣れてしまえば特に気にならない。ある程度の高速入力も可能。
端子類に関してはP905iTVの方が良い。SH011(というかauのWIN機)は充電もヘッドフォンも一つの端子にまとめられてしまっているので、充電しながらヘッドフォンで音楽やワンセグ音声を聞くには、なんらかのアクセサリが必要(そのようなアクセサリが販売されているかどうかは不明)また、micro SDカードスロットへは電池を抜かないとアクセスできないので、気軽にカードを取り替えることが出来ない。

画面表示

液晶表示は非常に綺麗。P905iTVよりも良い。
両機種同じ解像度(480x854)なのになぜかSH011の方が画面が広く感じる。タイトル領域やステータスバー相当の部分の使い方の違いだろうか...

P905iTVに無くてSH011にある機能

これはかなり多い。
最初にFMラジオ。ある時期auの携帯電話に幅広く搭載されていたFMラジオ機能がSH011にも付いている。アンテナを内蔵しておらず、イヤフォンケーブルがアンテナとなるのでスピーカーから音を出せないのがちょっと残念なところ。地域設定すればメニューから直接選局できる。音質・感度共に悪くはない。
次に歩数計。これもau機にはある程度採用されているらしい。専用のアプリが組み込まれており、毎時・毎日・毎週の歩数を集計してくれる。単体の歩数計と一緒に使ってカウントされる歩数に両者大きな違いはないので精度は良いと思う。外部にデータをエクスポート出来るのかどうかは不明。
そして、GPS機能。ただGPSはまだ使用してない。
メールやWebページの読み上げは、auのラインナップの中でもSH011の特徴的な機能。女性の声でけっこう的確に分かりやすく読んでくれる。メールやWebページを表示させた状態でワンタッチで読み上げてくれる。
内蔵辞書もP905iTVには無かった。コンテンツは国語辞典と英和・和英辞典などがある。使用するときに2タッチ入力ができないので最初ちょっと戸惑った。内容はかなり簡略化されているけど、いざというときは役に立つかもしれない。
簡易懐中電灯機能は、メイン画面の状態で着信履歴キーを長押しすると背面の撮影用のLEDライトが明るく点灯するというもの。キーの位置を覚えてさえおけば暗所でも手探りで押せるのでこれは結構役に立つ。既に数回この機能のお世話になった。
設定で切り替えることによって電池残量を従来のインジケーター方式の他に残り%でも表示してくれる。フル充電時は"Full"と表示されそれ以降は10%単位で表示してくれる。充電のタイミングが判断できるのでこれは非常に助かる。

P905iTVに有ってSH011に無い機能

内蔵メモリへのテレビ番組の録画は出来ない。でもそれ以外は特に思い当たらない。

文字入力について

当然ながらP905iTVにあったニコタッチは使えない。最新のPanasonic製ドコモ機でもニコタッチは選択できないようなので、もう消えてしまう運命なのだろう。ニコタッチだと入力が楽なので残念。
2タッチ方式は利用できるので、早速設定変更。特に問題なく利用できている。文字種の切り替えはP905iTVと違って操作が一貫してるので非常に楽。入力中に文字種ボタンを押して左右キーで文字種を選んで決定キーで確定できる。文字種を選ぶときに左右キーの代わりに上キーを押すと全角文字モードとなり、下キーを押すと半角数字モードとなる。文字種を確定しなくてもそのまま入力すると文字種は切り替わっているけど、その場合はカーソル移動ができなくなる。慣れるまでは戸惑ったけど慣れてしまうとP905iTVよりもずっと使いやすい。
仮名漢字変換はSH011の方が賢い印象。変換候補一覧の上位に必要な単語が並ぶことが多い。

SDカードに記録されたワンセグ番組の視聴について

P905iTVで録画した番組はデータ放送部分も含めて問題なく視聴できた。REGZAチューナーで録画した番組も問題なく視聴できた。

おさいふケータイ

両機とも同じように使える。ただ、SH011の方がちょっと反応が悪い気する。特にスーパーやコンビニでリーダーにかざしてもP905iTVの時に比べてリーダーが反応するまでの時間が長かったり反応してくれなかったりする。でも、同じsuicaでもJRや私鉄の改札はスムースに通れるので、意図的にチューニングされているのかもしれない。

ということで

当初すぐにでも手放そうと思っていたSH011も、慣れてしまうと結構使いやすく、ちょっと心配だったサービスエリアもドコモと同様でSBMのようなことは無さそうなので安心している。案外長く利用することになるかもしれない。iPhoneとの2台持ち(Pocket Wi-Fiを入れると3台持ち)の状況が続きそう。