REGZAチューナーを使ってみて
注文していたREGZAチューナー(D-TR1)が今夜届いた。sofmap.comで発注したら2日で到着。
早速以前調達しておいた2TBのHDDを取り付け、我が家のブラウン管テレビ(32インチワイド)でD3接続で使用してみた。箱から出してみると思ったよりも小さい。特に奥行きがカットされている印象。
シングルチューナー
チューナーは一つしかないので、当然W録は出来ない。番組表からどんどん予約すると時間が重なってしまう事が多い。ダブルチューナーモデルなら良かったのだけど、恐らくメーカー的には「W録したいのであれば対応したテレビを買ってください」という事だろう。
操作時のユーザインタフェースは多分最近のREGZAと同様と思われ、なかなか使いやすい。
画質
質感があり安心して視聴できる画質。時に印象的だったのはNHK教育や放送大学・MXTVで実施されているマルチ編成を受信したときの画質。マルチ編成では各チャンネルはSD画質でビットレートが低くなり、いままで使っていた地デジチューナー(7年前に購入)では目に見えて画質が悪くなっていた。本機ではかなり良い状態で映してくれるので驚いた。7年間の進歩を感じる。
ワンセグ/SD関連
先ず、ワンセグ番組をSDカードに録画できる。予約録画の時は録画先をそれぞれチェックでき、一つの番組をHDDとSDの両方に同時録画することもできる。一度HDDに録画した物をSDカードにダビングしたりムーブしたりは出来ないようだ(複数のHDD間での番組ムーブは可能)。SDカードに録画したワンセグ番組は手持ちの携帯電話(ドコモP905iTV)で問題なく再生できた。データ放送部分も記録されるようで、こちらも問題なく再生?できた。表示の「録画可能時間」を見ると、2TBのHDDで約179時間、16GBのSDカードで約85.5時間録画可能であることがわかる。
次に、携帯電話のワンセグチューナーで録画した番組を本機で再生できるか試してみた。これも全く問題なく再生できた。当然ワンセグ画質ではあるけど、32インチのブラウン管テレビでも見るに堪えないという程でもない。音声は良好に再生できる。
少し気になったのはEPG。ワンセグは最近時々独自編成の番組を流すことがある。本機はワンセグのEPGデータは読み込んでない模様で、番組表のタイトルと録画した内容が違うということが場合によっては起きそう。
使い方
とりあえず見そうな番組を予約しておき、仕事から帰ったらSDカードを挿しておき、朝出かけるときに抜き取って携帯電話でニュースなどを視聴するというパターンで使ってみようと思う。メモリーカードレコーダ的な使い方。以前使っていたソニーのPEGA-VR100Kを思い出す。
非常に画質が良いので、普段の視聴でメインのチューナーにしても良い...のだけど、シングルチューナーでかつ録画予約を結構入れているので、もう一台のチューナーにもまだまだ頑張って貰わなければならない。やはりダブルチューナーモデルがほしい。
最後に
当方のワイドブラウン管テレビとの組み合わせでは画質は非常に良い。あと、チャンネル切り換えのレスポンスも比較的良く、練られたUIと共に快適に使える。とりあえずHDDレスで単体のチューナーとして使用し、録画したくなった時点でHDDを導入するというのもありだろうが、やはりHDDを接続して真価が発揮される商品だと思う。HDMI出力も装備しているので、録画機能が無い液晶テレビを「録画テレビ化」するために導入するという人も多いかも。
ただ、通常のテレビのビデオ端子を使って本機を接続する場合は、画質や使い勝手の印象はかなり違ってくるかもしれない。もしこの組み合わせでも好印象であればヒットする商品になると思う。
【追記】数時間使ってみて気になる点がいろいろと見えてきた。別エントリでまとめてみるつもり。