大阪の暮らしやすさ

「暮らす」という点での大阪の魅力は、街がコンパクトであることだと思う。
梅田から天王寺までの中心部が、ちょうど渋谷から池袋くらいまでの距離なので、少しの移動でだいたいのことが済んでしまう。それに、この範囲であれば東京以上に地下鉄路線が密集していて、ちょっと歩けば直ぐに駅にたどり着くので、気軽に歩くことが出来る。地下街も東京より発達していて天気に左右されずに買い物を済ますことが出来る。
鉄道や公共施設などのインフラが首都圏と比べるとちょっと古くて、最初は違和感があったけど、慣れてくると気にならない。喫茶店などのメニューも安価で美味しい物が食べられる。
逆に東京の方が良いと思ったことは、やはり情報の入手。首都圏であれば催し物や勉強会が非常に多い。それに書店の品揃え。たとえば、コンピュータ関連の書籍であれば、同じジュンク堂でも梅田店と新宿店ではかなり品揃えが違い、新宿店では古い時期に出版された書籍も店頭に置いてあるけど、梅田店ではある程度新しい物しかない。あと、新発売の書籍も大阪では店頭に並ぶのが数日遅れる。(でもこれは東京の方がフライイングという気もする)

大阪に3年住んだけど、東京より暮らしやすくて居心地が良かった。「エコノミスト」の世界の都市の住み心地の順位で大阪が東京を上回っていたのがわかる気がする。