iPod touchブラウザの操作性

特に気に入ったのはズームの動作。よく語られているように指2本でもズーム操作は可能だけど、コンテンツ上のリンクが存在しない部分を2回タップ(ダブルタップ?)すると、その部分の横幅が画面にフィットするように自動的にズーム調整される。もういちど2回タップすると全体が表示される。このインタフェースは秀逸。これを使えば指2本でズーム操作しなくても最適なサイズでWebページを閲覧できる。表示のための操作を何も考えなくても最適な状態でコンテンツに集中できる。縦表示でちょっと文字が小さく感じられるのであればそのまま横に倒せばよい。やはり画面の両端にきっちりコンテンツが収まった状態で表示されるし、横方向にフィットさせると大抵のサイトで文字はかなり大きくなる。このようなインタフェースを持っていても表示に引っかかりやもたつきがあると台無しなのだけど、Mobile Safariは動作もスムースなので、この点も問題ない。
それと、文字入力の際に挿入や削除のポイントを探るためにカーソルを動かす際に、ターゲット付近をタッチし続けると、ルーペで拡大されたイメージで目的の場所が表示され、その状態で指をすべらせることでスムースに位置決めできる。これもすごい。
日本語入力が貧弱なのが残念だけど、これで長文を入力することは想定されていないようだし(現にクリップボードは使えない)、そう考えるとバランス感覚として(日本語変換は)この程度のサポートレベルで良いのかもしれないと思えてくる。