携帯HDDプレイヤー

ソニーのHDDレコーダ(NW-HD1)は、非常に惹かれるものがある。それはそのサイズと電池の持ちについてである。基本的に自宅ではPC(MP3)で音楽を聴くので、この手のプレーヤーは不要なのだが、出かけるときは毎日の通勤をはじめとして、音楽と付き合うことは多い。音質面で少し心配ではあるが、それでも予約して購入してしまいそうな勢いである。ただ、コンテンツ保護(OpenMG)に関連して、わずらわしそうなチェックイン・チェックアウトが存在したり、PCからのデータ転送回数に制限があるのは知らなかった。回数の件は、同時に3台までの機器にデータが転送でき、同じ機器に関してはチェックアウトによって繰り返し転送が可能になるというものである。同じデータをPC側から何回も転送するときに不便そうに見えるがどうだろうか。私は現在、SDカードタイプのMP3プレーヤを持っており、確かにPCからのデータ転送も時々ではあるが行っている。でもよく考えてみると、曲データを転送するのは、SDカードに空き領域が無くなった時にカード内のデータを整理する時くらいである。その点、NW-HD1の20GBというHDD容量を考えると、100枚強程度しかCDを持っていない私にとって十分すぎるほどの容量なので、複数回転送の必要性は無いのではと考えている。
OpenMGの方式は確かにMP3に比べるとデータの移動という面では不便ではあるが、私が重視したいのは、いざ(HDD容量オーバーや不測のHDD消去)というときの利便性よりも、普段利用するときの音質や電池の持ちである。ただ、だからといってOpenMGのようなコンテンツ保護方式を容認しているわけではない。基本的に音楽データは画像やテキストのデータと同様に扱われるべきだと思っているし、現在のコンテンツビジネスモデルを維持することを前提としたコンテンツ管理の仕掛けには反対である。ATRAC3とMP3でのデータの二重管理も面倒である。
ブログなどを見回してみると、「サイズや連続再生時間は良いがMP3を採用していないのでNG」という意見が多いが、私は「サイズや連続再生時間が良い。MP3不採用は欠点ではあるが決定的なものではない」という意見である。ただ、実機を使用したわけではないので、この見解が変化する可能性がある。(.....買う気になってしまっている)