NetWalkerのメリットを最大化する

今夜もNetWalkerとキーボードを持ち出している。

この様な使い方を何回か試してみて、NetWalkerはテキスト入力・閲覧マシンとしてかなり活用できるのではないかと考えるようになってきた。
好きなキーボードを接続できるし、本体がもともと小さいので、HHKBのような(モバイル用途としては)大きなキーボードと一緒に使用してもそれほど場所をとらない。 現在市販されているネットブックでも同じように組み合わせることはもちろん出来るのだけど、本体のサイズが大きいので両方合わせるとかなりの荷物量&占有面積になってしまう。その点NetWalkerであればカバンにいろいろ詰め込んでもMacBook1台よりもずっとコンパクトでかつ軽くて済む。実際に使っても(テーブルの上にものを広げすぎているといった)不自然な感じはしない。
実際に利用する時の占有面積はMacBookよりも小さくて済むし、高さが有るディスプレイを開かなくて済むので、周囲に与える圧迫感も少なくて済む。(喫茶店などでMacBookを開く時、以前よりいつも気になっている) それに液晶表示が非常に鮮明でフォントも見やすいので長時間見つめていても目が疲れにくい。
キーボードに関しては、NetWalker本体のキーボードはちょっと使い辛いけど、外部キーボードでキーインして文字をとりこぼしたりすることもないし、ちゃんとキーインに追従してくれるので、まったく別のマシンを使っているような印象になる。
エディタソフトに好きなものを使えるというのも良い。ちなみに今この文書はテキストエディタ(vim)を使って書いている。
かな漢字変換辞書がまだまだATOKに追いついていないけど、使い物にならないというわけでもない。それにいざとなればLinux用のATOKをインストールするという選択肢もあるだろう。ポメラと違って作成した文書を単体で加工することができるし、ネットワーク接続環境であればメール送信なども可能だ。【2009/9/21 19:32追記】現在販売されているATOKIntelアーキテクチャマシン向けなので、NetWalkerでは使えません。該当する部分を削除しました。参考→ATOK X3 for Linux 動作環境/製品構成
一方このような使い方の最大の欠点はオールインワン形態でないこと。ポケットやカバンからさっと出してすぐに使い始めることは難しい。ただこの点に関しては、NetWalker自体の起動が非常にスピーディーであるということと、少なくともキーボードとマウスに関しては差し込むとすぐに認識してくれるので、接続の手間さえいとわなければそれほど大きな問題にはならないだろう。
それと、NetWalkerの液晶ディスプレイはサイズが小さく高解像度なので文字が見辛いという心配がある。でもこれは、使用するソフトの表示設定を変更すれば結構簡単に解決する。ためしにターミナルの設定を変更してポメラと近いと思われる文字さイズにしてみた。(ポメラの方がもう少大きいかも)

あと、私の環境ではキーボードの持ち運び環境が悩みのたね。今は「ぷちぷち」を巻いて持ち歩いているけど、いつまでもこのままというわけにはいかない。でも梱包をさぼると持ち運びの衝撃で破損させかねない。かさばらなくて安全に持ち運べるケースを探そうと思っている。

残念ながら現時点のNetWalkerは、その名前に反してあまりWebブラウズには向かないと思う。Firefoxは、内蔵メモリ容量が少ないので、なにかアプリを開きつつちょっと複雑なページを開こうとすると固まったり強制終了してしまうことが多い。代替としてテキストベースのブラウザ(w3mなど)が有力な候補になるのだけど、一般には敷居が高いだろう。 1GB程度にメインメモリを増設した後継機種が登場すれば、この状況も変わるかもしれない。

このエントリは画像のレタッチを含めてすべてNetWalkerで作成した。(撮影はデジカメ)



【追記】今読み直してみると、かなり冗長な文章。アップする前にもっと推敲すべきと反省。