iPhone 3GSの日本語VoiceOverに驚いた

夕方にヨドバシアキバで入手。アクティベーションはヨドバシに併設されている隣のソフトバンクモバイルのショップで済ませた。
使ってみた第一印象はやはり全体的に速くなっているということ。それも「ちょっと速くなった」のではなく、Webページの表示やアプリケーションの起動が非常に速く、使いたいときにすぐ使い始めることができる。CPUのクロックアップによる"力業"だけではなくて、ソフトウェア的にもiPhone 3GSにあわせてチューニングされているのではと感じた。3GSの「S」はSpeedの「S」だそうだけど、確かにうなずける。
iPhone OS 3.0をインストールしたiPhone 3Gに対する追加機能で最初に目にとまったのは「コンパス」。これは単独で方位磁石のようにつかうことも出来るし、GoogleMapと連携して現在地を表示させた地図をリアルタイムに回転させることも出来る。コンパスの反応は非常に良く、iPhone 3GS本体を回転してもほぼタイムラグなしで追従する。GoogleMapの回転もなめらか。また、感度も良くて、鉄筋コンクリートの建物の中でも問題なく方位計測出来た。今後のコンパス機能と連携するアプリの登場が楽しみ。
次に注目したのはバッテリーの残り容量の%単位での表示。以前アドエスを使っていたときは25%ステップであまり役に立たないなと思ったけど、3GSでは1%ステップで表示してくれる。MacBookと同様に残り時間表示にも対応してくれるともっと嬉しい。
驚いたのは日本語対応のVoiceOver。これをオンにするとフリックによる操作に替わってタップとダブルタップ、それに3本指フリックをベースとした操作体系に切り替わり、基本的に画面上の要素を触っただけでは状態が変化しないようになる。(触った場所の情報を読み上げてくれる。バッテリー残表示の部分を触れば残り容量を読み上げてくれるし、Wifiマークを触れば信号強度をしゃべってくれる。) 状態を変化させるには、必ずダブルタップする。また、スクロール操作は3本指で行うと画面単位で切り替わる....という具合に、目の見えない人に使ってもらえるように工夫されたUIとなる。VoiceOverがOnの状態で、新聞社サイトなどを、かなり正確に読み上げてくれる。音声はiPod shuffle 3GのVoiceOver(Macを母艦とした場合)と同じ音声。選択した段落単位での読み上げなので、ページ全体を一気に読み上げさせたいときはちょっと面倒。VoiceOver機能と連携したアプリが登場すると、ラジオ感覚でWebページが「聴ける」ようになるのかなと期待している。

他にもいろいろ試したいけど時間切れで、きょうはここまで。