中国企業での「人」の使い方

状況は全然違うが、大連中心部のショッピングセンターで私も似た経験をしたことがある。その店は、1階が食品売り場になっていて、ふらりと入ってみるとそれなりに賑わっていた。でも私みたいなひやかしが多いのか、店員さんは手持ちぶさた。こういう状況の中で店内を歩き回ってちょっと驚いたのは、店員さんの数が異様に多いこと。とある一角では幅50センチくらい毎に10種類以上のお総菜が展示されており、たとえば日本のスーパーなどでは一人かせいぜい二人の店員さんがカバーするような雰囲気なのだけど、この店ではそれぞれのお総菜のところに店員が立っている!! 正面からみるとなかなか壮観だった。
日本人の感覚では完全な「人余り」状態なんだけど、これが中国なりの人の使い方かもしれないなと、妙に感心してしまった。