検索エンジンに身をゆだねる怖さ

最近CMなどで自社のWebページを紹介する時に「詳しくはネットでXXXを検索!!」というような表現を時々見かける。電車の車内広告でも見かけることがある。これについては高木浩光さんが書いているが、私も以前より怖いなーと思っている。フィッシングサイトが検索結果の先頭に並ばないという保証はないし、先頭でないとしても、本物のサイトと間違ってクリックされる可能性が出てくる。私の体験なのだが、私が所属している組織に、JARL(日本アマチュア無線連盟)がある。日本のアマチュア無線の世界では"JARL"というと上記団体のことであり、Googleで"JARL"を検索しても当然、アマチュア無線連盟のWebページがヒットするかと思っていた。ところが現実は違ったのである。何であったのかは忘れたが、少なくともアマチュア無線連盟とは全く関係ないページが長らく検索結果のトップだった。なにも考えないで検索結果のトップをクリックしてしまうと、表示されたページの内容で初めてこの事実に気づく。もちろん検索結果として表示されるURLとかサイトのサマリを見ればわかるのだが、"JARL"の検索でアマチュア無線連盟のサイトがトップで検索されるだろうという思いこみで思わずクリックしてしまったのだ。ちなみに現在はアマチュア無線連盟のページが検索結果のトップだ。