iPod使い始めて半月

iPodを購入して半月経ったが、いままで特にこのblogでは触れなかった。今回まとめて書いてみる。
結論から書くと非常に快適。購入したのは30GBタイプのビデオiPod(第5世代)ホワイト。ビデオiPodが登場した時点で乗り換えてしまえば良かったとさえ思っている。動画の視聴もTH55からiPodに移行してしまった。
最初に書いておきたいのはユーザインタフェース。ホィールを指でさわりながら回すというインタフェースは店頭で試してわかっているつもりだったが、じっくり使ってみるとやはり非常に快適。レスポンスやスクロールの反応が早いので、選曲時のストレスは少なく、アーチストやアルバムも簡単に検索できる。液晶表示も大きく明るさも十分で、解像度の余裕があるのでフォントの視認性も良く、目が疲れにくい。ただ、本体の表示部分は細かい傷が付きやすく、ハードコートなどの対策がほしいと思った(傷防止のためにソフトケースが付属しているが)。

iTunesiPod購入前からPCで音楽を聴くために使用しており、そのままiPodで音楽を持ち出すだけだったので移行には特に問題はなかった。Sonic Stageは全く使わなくなった。ただ、iPodをPCに接続すると常にiTunesとの同期処理が起動してしまうし(これはOFFにできる?)、PCをシャットダウンするとiPodの充電ができなくなるので、Universal DockとUSB-AC電源アダプタを購入して、DockとPC、DockとACアダプタの接続をその時々に応じて切り替えるようにしている。このあたりがスマートにできれば良いのだが。

電源持続時間に関しては、音楽再生で公称14時間・ビデオ再生で2時間だが、実感としてもう少し短い感じ。ただ、かなりホィール操作を行いLEDライトを点灯させた上での感想なので、その分を割り引いて考えると持続時間は公称に近いのかもしれない。充電は基本的に毎日行っているので電池の寿命が気になるが、電池は比較的安価に交換できるようなので、AppleCareは購入しなかった。NW-HD1の時は充電は週に一度だった。普段の通勤でビデオを楽しむ時も、トータルの視聴時間が一時間半程度までは問題ないだろう。私の場合は、現在の通勤での視聴時間は往復で1時間強でなんとか大丈夫。ちなみに転勤先の大阪では通勤時間が格段に短くなり、視聴時間は往復合計でも20分程度しか確保できない。新幹線で東京大阪間を往復するときは5時間を超えてしまうので、ビデオ視聴に関しては完全に時間オーバー。でもやはり新幹線の中でこそビデオを楽しみたいので、FILCOPowerBank slim for iPod Whiteを購入した。この製品の外部バッテリを使うとビデオ視聴を連続j10時間楽しむことができる。バッテリは薄型だがサイズは少し大きめ。でも軽いので、いつも充電完了状態にして鞄に入れている。別に出張の時だけでなく、iPodを充電し忘れたときにPowerBankからiPod本体を充電できるので重宝している。周辺機器市場が充実しているiPodだからこそ入手できる製品だと思う。

電源といえば、ソニーのNW-HD1では内蔵メモリバッファが少ないのか、曲タイトル一覧を表示するだけでHDDのモーターが動き出す音が聞こえたが、iPodでは実際に音楽やビデオを再生するまでHDDが動き出すことはないようだ。

音質は、NW-HD1と比べると「ちょっと軽い感じの音」だと思う。普段何かしながら音楽を聴くのであれば、私の場合全く問題無い。恐らくイコライザの設定で音質はある程度改善できるのだろうが、イコライザ機能を使うと駆動時間が短くなるそうなので、いつもオフにしている。付属のヘッドホンは全く使用せず、普段はNW-HD1で使っていたソニーのNUDE、周囲の騒音が気になるときはSUREのE2cを使っている。

ビデオ機能は、テレビ番組をiPodに転送して利用している。具体的には、RD-XS53で録画した番組をVirtual RDにてPCに転送し、生成されたMPEGファイルを携帯動画変換君ドラッグアンドドロップ。変換には結構時間がかかるが、iTunesへは自動的に登録される。変換が完了したらMPEGファイルを自分で削除する必要がある。(自動削除できる?)画質はPEGA-VR100KとTH55との組み合わせと比較すると、多少サイズが小さくなっているが、30fpsなので視聴時の疲れが少ない。(TH55では15fps)別に慣れてしまうと15fpsでも良いのだが、やはり30fpsと比較するときびしい。視聴を中断しても中断ポイントをタイトル毎に覚えてくれるので(TH55にはこの機能は無い)、一つのタイトルを何カ所かで細切れに視聴するときには便利だ。録画済みのタイトルの管理はiTunesにて音楽データと同様のインタフェースにて可能。ビデオ機能を使うと30GBの容量では心細くなってしまうので、ビデオ中心で考える方には60GBモデルをお薦めする。