京ぽん2とノートPCでロケフリテレビ

WX310K本体には現在ロケーションフリーのプレイヤー機能が無いので、単体で試すことは出来ない。そこで、WX310KとノートPCをBluetoothにて接続して、ロケーションフリープレーヤーが使えるか試してみた。場所は新宿のドトール。通常は、ロケフリプレイヤーを無線LAN接続で使うシーンである。定格転送速度(最大128Kbps)を考えてもソニーが示している要件(下りの実効速度300kbps以上)を満たさないので、最初は接続さえ出来ないと思っていた。
最初に京ぽん2(Bluetooth DUN)にてネット接続し、Location Free Playerを起動した。レートを自動にしておくと一瞬音声が出たが、あとはだんまり。そこで、手動でレートを1(最低)に設定すると、ほどなく映像と音声が出てきた。最低レートなので画面上に表示される文字を読むのは少し難しい。実質的なレートは最高でも1〜3fps程度だ。音声はほぼとぎれずに聞こえているが、画像はとぎれてしまうことが多い。数秒間同じ画像が表示されたままとなる事もあった。
試したときの京ぽん2のアンテナ表示は2本から3本で、あまり状態が良いとはいえない。PHS基地局とどのような状態で接続されているのかはわからないが、Bluetooth DUN Connection状態のウィンドウでリアルタイムで表示される転送バイトとストップウォッチで計測してみると、90Kbps程度で接続されているようで、意外と条件が良い。音声はステレオで、意外にも音質は結構良い。音楽番組さえも楽しめるレベルだ。
料金面だが、20分程度ニュースを見ていたら転送量は13MB(10万パケット程度)となったので、定額料金でないとあまり現実的ではないだろう。
ホテルなどでブロードバンド接続が使えない環境でも、ウィルコムPHSでの接続さえできれば、問題なく番組視聴が出来ることがわかったが、実用的かどうかは接続状態次第だろう。

画面の真ん中はBuleSoleil(Buletoothのコントロールソフト)のウィンドウ。右上が受像画像。Bluetoothマウスも一緒に使用した。