Windowsデスクトップ検索を使ってみた


Mac OS 10.4(Tiger)のSpotLightに触発されたというわけではないのだが、数日前より2台のPCにMicrosoft製のデスクトップ検索プログラムをインストールして試用している。片方のPCにインストールすると、どうもシステム全体の動作が緩慢になってしまい、タスクバーに常駐させているデスクトップ検索ツールバーがハングアップしてしまうこともあり、あまり調子がよくない。もう一台のPCにインストールすると、そのような問題も無く、100万ほどのファイルのインデクス構築も難なくこなして、検索動作も通常の動作も快調である。どちらもWindows XP SP2でHDDの残容量も十分。両者の違いといえば、インストールしているプログラムが多少違うのと、調子が悪いほうのPCはメインメモリが1GBで、調子がよいPCは2GBであることくらい。ウィルスのリアルタイムチェックはどちらもOFFにしているが、何らかのプログラムと相性が悪いのかもしれない。メール関係はOEが立ち上がっていないとインデクスを作成してくれず、また検索結果をプレビューするときもOEが立ち上がっていなければ完全には表示されない。これはちょっと痛いところだ。
肝心のデスクトップ検索なのだが、たしかにキーワードを入れると昔のメールからテキストファイルやPDFファイルなども含めて検索してくれるのだが、そのこと自体にあまりありがたみを感じない。確かにメールソフトで検索するより圧倒的にレスポンスは良いし、メール以外も一括して検索され、AND条件で複数キーワードの指定もできるので便利なのだが、仕掛けが大げさな割には得られるものが少ないような気がしている。現在はHDD上のすべてのファイルをインデクス作成の対象と指定しているが、メールデータと「マイ ドキュメント」のみを対象とする形でもインデクス作成できるので、対象データをもう少し軽く(少なく)して、改めて評価してみようと思っている。