VAIO Type T

ノートPCが不調になってしばらく経つが、やはりWebブラウズでの広い画面が必要だと思い、きょう新しいノートPCを購入した。以前は薄さと重量に惹かれてシャープのMURAMASA(PC-MM1-H1W、以下MM1)だったが、今回はソニーVAIO TypeTにした。今回機種を選ぶ際のキーワードは「画面の広さとバッテリーの持続時間」だ。できればB5サイズでSXGA(1280x1024)のディスプレイを持つマシンがほしいのだが、同サイズではXGA(1024x768)が主流だ。この解像度はちょっとした作業にはよいが、2つ以上のウィンドウを同時に開くこと、とたんに窮屈になってしまう。今回購入したマシンは、WXGA(1280x768)で、横方向のみSXGAと同様になっているが、意外とこれが良い。解像度よりおのずから横長の形態となるのだが、ノートを開いて作業をするときに縦方向が短いと周囲に圧迫感を与えなくて済むということに気づいた。人が多い場所でノートPCを開くとどうしても周囲の目が気になるが、縦方向が短いとそれほど目立たない。文字が小さくなってしまうというのが欠点だが、私には何とか対応できるレベルだ。(機種は違うが、京ぽんの50%縮小表示にはさすがについていけなかったが)

型名はVGN-T71B/L、Pentium-M 1.2GHz RAM 512MB。これと一緒に512MBの増設メモリーを購入した。すぐに使ってみたかったので、ソニースタイルではなく新宿西口のヨドバシカメラにて。展示機の前で私が品定めをしている間にも購入する人がいて、非常に人気があるようだ。
実際に持ってみると、当然だが薄いといってもMM1より少々厚みがある。ただ、DVDマルチドライブが内蔵されているこを考えると納得できる。重量もドライブ・電池込みで1.3Kg台と、Let's note W2のお株を奪うスペックだ。バッテリーはヒンジの部分に装着するようになっているが、全重量の中に占める電池の割合がかなり大きく、開いた状態で持ち上げてみると、重量バランス的にちょっと持ちづらい。バッテリーの持ちは公称8.5時間と、これは、いままで断トツの持続時間であったLet's Note R3の9時間に迫るもので、昨日カフェで2時間近く無線LANに接続しながら、Webブラウズなどをしたが、それでも電池の残り時間表示がまだ5時間前後だった。この調子だと無線LANがオンの状態でも6時間以上使用できるのかもしれない。画面の明るさ調節目盛りは半分くらいだが、それでも十分明るい。(最大にするとまぶしすぎる)
購入して最初に行ったのは、メモリーの増設だったが、これはちょっと難易度が高い。裏面のネジ(3箇所)をはずし、キーボードの爪を細いマイナスドライバーではずす必要がある。ここで下手に力を入れるとキートップを傷めてしまう。次にキーボードを持ち上げ、SO-DIMMをセットするが、キーボードと本体をつなぐフレキも余裕がないので、下手をすると痛めてしまう可能性がある。メモリー増設に自信のない人は多少費用がかかっても販売店に依頼するのが必須だろう。
2時間ほど連続動作させてたが、左側の底面が多少熱を持ってきている。すこし暖かいという感じで、PanasonicのCF-Y2で言われているように熱がキーボードまで伝わってくることは無い。