地上デジタル3チャンネルマルチ放送

今日からNHKデジタル教育テレビが3チャンネルマルチ放送を開始した。マルチ放送というのは、地上デジタル放送の特性を生かして、1波分の周波数帯で3つのテレビ番組を同時に放送する技術である。実は2チャンネルマルチ放送はすでにスタートしており、画質的にもまぁまぁの内容であったのだが、2チャンネルの場合はひとつのチャンネルで使用する周波数帯域は通常の半分だったのだが、3チャンネル放送では通常の三分の一(約2MHz分)になってしまう。帯域が狭くなると当然受信時の画質や音質に影響が出てくるのであるが、きょう実際に視聴してみたがそれほどの画質低下ではなかった。多少画がのっぺりしたような印象があるが、実用上はまったく問題ない。