RD-X5キター

茶店でPCを開き、何気なくAV Watchを見たら、何と東芝のRD-X5発表の記事がある!! 正直RD-XS53でW録やDEPGが実現されたので、やがて登場するであろうX5はせめて多少のHDD容量増加とGRチューナー+その他の高画質化くらいが追加項目かと思っていたら、大きく期待を超えたものになるようだ。
最初にHDD容量。RD-XS53では内部的に160GBのドライブ2基で320GBの容量を実現しているが、X5ではせいぜい250GB2基の500GBが上限だと思っていた。(これでも民生用DVDレコーダとしては最大容量であるが)ところが発表を見るとなんと600GBということで300GBのHDDを2基使うと思われる。おそらく内部的にはRAID0的に扱われるのだろう。HDD/DVDレコーダをお使いの方であればわかると思うが、HDDの容量は多ければ多いほど良い。1TBくらいまでなら多すぎるということは無い。あえて言えば大容量のHDDに多くの番組を溜め込んだときの一覧性が問題になってくるが、RD-X4EX以降の機種ではフォルダで番組を管理できるし、タイトルの一覧性も良いので特に問題とはならない。私は現在RD-XS53を利用しており、この機種のHDD容量は320GBであるが、録画されるタイトルを次から次に視聴して消去しないとあっという間にHDDが一杯となってしまう。確か現時点でDVDレコーダのHDD容量の最大は400GBなので、これをあっさりと追い抜く事となる。
次の特徴はDVD-RへのVRモード記録機能である。これだけだとあまり面白くないが、CPRM対応のDVD-Rメディアにコピーワンス番組を移動できるという。通常DVDメディアに記録した番組は保存を目的とするので、書き換えができるDVD-RAMDVD-RWに書き込むのはもったいないと感じていた。CPRM対応のDVD-Rメディアはまだ出回っていないと思われるが、できるだけ低価格で入手できることを望む。
次にドライブのスペック。DVD-RAM5倍速やRW4倍速,-R8倍速記録は現時点でのトレンドである。ドライブはやはり自社開発なのだろうか。メディアの認識速度がRDシリーズのネックとなっているが、改善されているのかどうかが気になる。
ネットdeモニター機能によって、ネットワーク上のPCで録画済番組を視聴できるようになった。(QuickTimeプレーヤを使うようだ)いままではアナログの信号線をPCまで引き回し、ビデオキャプチャボード経由で同様の事が可能だったのだが、デジタルデータのままネットワーク経由でPCに取り込めるようになったのは大きい。
その他で個人的に気になっているポイントは録画予約の最大数である。XS53では従来機種と同じく最大32番組であったが、W録が可能になったおかげでDEPGからぽんぽんと録画予約を指定すると、あっという間に32番組を超えてしまう。最大32番組では明らかに不足である。せめて64番組分の予約は可能であってほしい。(と書いて東芝のサイトを見たら、残念ながら最大32番組のままだった。今からでも遅くないので64番組に増やしてほしい)それとリモコンでテレビを操作しようとすると固めのスライドスイッチを操作する必要があり、これは不評だったのだが、どうなったのかが気になる。(東芝のサイトに掲載されているリモコンの画像を見ると、相変わらずのような気もするのだが...)
予想価格が17万円程度ということで、HDD容量や位置づけがフラグシップモデルであることを考えると価格的にもかなりがんばっていると思う。詳細は追って報道されるようだが、非常に期待できるモデルである。